UnsplashのJon’Nathon Stebbeが撮影した写真
むっちです。
5、6年前に捨てたい欲が急に増して、気が狂ったかのように家の物をゴミ袋に捨て始めた時期がありました。
自分では正気だとわかってるし、使っていない物を処分してスッキリした家で暮らしたい、子供に不要な物を残したくないと思ってのことですが、家族からしたら正気じゃないと思ったかもしれません。
家族の物を勝手に捨てる
自分の物を捨てているうちは良かったんだけど、そのうち食器に取り掛かるとトラブルが起きました。
その時目指していたのは、物置に置いてある食器棚二つのうち一つを処分すること。
だからもちろん、中に入っている食器自体も捨てます。
義母が嫁に来た頃は、人寄せが頻繁にあってお皿が沢山必要だったようで、同じ種類のお皿が20枚ずつとか、それ以上ありました。
もちろん私が嫁いできてからは一度も使ったことがなく、これらは処分決定。
袋に入れて、粗大ゴミセンターに数回に分けて自らの車で運び入れて処分しました。
もう正直、どんどん食器棚が空になっていくのが楽しくて楽しくて。
ついに一つの食器棚に収まる分だけ残して(それも不要ですが)食器棚も処分しました。
私は良いことをした気満々です。
が、帰省した夫は不満をあらわにしました。
なんで捨てたの?
次捨てる前に教えて、と。
私からしたら、
あなたに任せてたら、死ぬまで何も捨てないでしょ!
苦労するのは子供たちなのよ!
あることすら気づいていなかったくせに、無くなると文句言うなんてめんどくさい!
と言う気持ちでしたが、これを機に人のものは勝手に捨てないようにしました。
管理していない人が口を出す
子供たちの写真を整理していた時のことです。
長女の時も、初めての子ということもあって沢山写真を撮りましたし、次の双子の時も本当に沢山撮りました。
当時はもちろんスマホなんて無いので、現像して残していました。
保育所からも山のように写真をもらいました。
うちの子がメインじゃなくても、ほんの少しでも写っていると渡される。
あと集合写真は後から見て楽しいわけじゃないし、双子だから2人して全く同じ写真を持ってくる。
ちなみに、全部集金されてました。
それらの写真は、ピンボケだろうがなんだろうが全部残していたので物凄い量でした。
でもこれも、同じようなシーンの中からベストな1枚だけを残すようにして選別していきます。
昔から写真は私が管理していて、夫は見る様子もありませんでした。
でも私が写真の整理をしていると、顔色を変えて
「写真捨てるんじゃ無いよな?!」
と聞いてきます。
正直この辺になると、私は何でも捨てる人と思われています。
夫はどんな写真があるのかわかっていないので、
捨てませんけど
と言ってスルー。
どうせ私の言い分なんて聞かないし、そもそも管理してるの私なんですけど。
外から見えない茶封筒に入れて、処分しました。
スマホで撮った写真なら、ピンボケやベストな写真でなければ削除するのに抵抗ないくせに、現像したものはなぜ処分できないと思うのか?
現像にお金がかかっているから?
そんなことを言ったら、買ったものは永遠に捨てられないことになってしまいます。
半分以上は処分して、本当に残したいと思えるベストな物だけを残しました。
管理していない人は口出すべからず。
トラブルを避けるには?
片方だけが片付けたい、物を少なくしたい、と思っていて、片方は捨てるのに抵抗が強い場合、その価値観の違いを擦り合わせるのは至難の業のように思うかもしれないです。
でも何か方法があるはずなんです。
「部屋が綺麗な方がいいでしょ!」
「使ってないものなんか、必要ないの!」
と、正論を一方的に押し付けても相手はますます反発するだけなんですよね。
じゃあどうするの?
やはり人の物には手出ししないということですね。必ずトラブルになります。
こちらにとっては不要なものに見えても、相手には大切に思う何かがあるのかもしれないと想像力を膨らませることが必要なのかもしれないですね。
難しいですけど。
とにかく自分の部屋があるなら、自分の部屋だけは徹底的に綺麗にする。
部屋がなくても、自分の物が置いてある場所だけは片付いた状態にしておく。
自分が管理している場所、例えば冷蔵庫の中とかは満足いくまで片付ける。
そういう片付いた場所と、相手の散らかしている場所って差がつくので、言葉で言わなくても片付いた状態の気持ち良さが徐々に伝わっていくと思うんです。
もし穏やかに会話ができるのなら、
片付け手伝おうか?
と聞いてみてもいいかもしれません。
相手も片付けたいとは思っていても、やり方がわからないだけかもしれなからです。
分別とか、意外と複雑ですからね。
あまりに何度も片付けでぶつかっていると、信頼を失ってしまうことがあると思うんです。
勝手に物を捨てられた経験があると、何か無くなったものがあると、
「また捨てただろ!」
とあらぬ疑いをかけられたりして、そこからまた亀裂が深まってしまいます。
そんな残念なことにならないようにしたいですね。
どなたかのお役に立てば幸いです。
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