UnsplashのAshkan Forouzaniが撮影した写真
むっちです
相変わらずVoicyをよく聞いてますが、先日怖い話を聞いたのでシェアします。
これは社会派ブロガーのちきりんさんの8月4日のプレミアム放送(有料)で聞いた話。
この話はNHKのクローズアップ現代でやっていたそうなんだけど、私は残念ながら見逃してしまってる。
要はこういう話。
事故なんかで亡くなったものの身元がわからなくて、自治体の権限で勝手に火葬される人が年間12000人もいるんだそう。
火葬された後は無縁墓地にいれられちゃうんだって。
身元不明っていうと、身寄りのない高齢者だと思うかもしれないけど、それが結構若い人もいるんだっていうから怖い話よ。
なんで家族に連絡がつかないのか?っていう話なんだけど、自分のことで考えてみるとわかるのよね。
例えば近所のコンビニまでとかファミレス、牛丼屋とかなんでもいいんだけど、ちょっとそこまで行くときって、スマホだけ、もしくは財布だけで行くこともあるじゃないですか。
その途中で運悪く暴走車に轢かれて、意識不明の状態になるなんてことがあったとする。
よほどのことが無い限り誰か救急車呼んでくれるから、この時点で誰かわからなくても、病院には運んでくれる。
運良く、持っていたスマホが身体の側にあって、救急隊員がスマホと一緒に病院に運んでくれるとする。
その場合でもスマホには大抵みんなパスコードがかかっていて、病院の人は開くことができない。
もしくは事故の衝撃で壊れている。
だから連絡先なんて誰も調べることができないわけ。
そもそも手に持っていたスマホなり財布なんて、車に轢かれたら遠くに飛んでいってしまって身体の側には無いよね。
2メートル以内に無ければ救急隊員はそれを集めて病院に持って行ったりはしないんだって。
だから後は警察がそれらを集めるんだけど。
仮に財布に身分証明書が入っていたとしても、免許証には電話番号が書いていない。
家族や友人の連絡先がわかるものを紙媒体で財布に入れておいたりしなくないですか?
そもそも何かに自分の電話番号が書いてあっても、自分のスマホが鳴るだけで家族に連絡は取れない。
免許証の住所が今現在の住所ではない場合もある。
病院はそもそもそういうことを調べる組織ではないから市役所もしくは警察?に任せることになるらしいけど、不幸にも亡くなってしまった場合、病院に何日も遺体を安置なんかできない。
すると3日くらいで自治体の権限で火葬される、ということが起こるらしい。
怖い!!
身寄りのない人じゃなく、普通に家族と住んでいたり、パートナーが居たり両親がまだ健在な若い人でも、こんなことが起きてしまうんだって。
大学の学生証や会社の名刺でもあれば大学や職場に連絡がつくんだけど、今ってそれらもデジタル化されてスマホで管理している場合もあって、ほんとに紙媒体でもっていることが少なくなって来つつあるらしいの。
大学生にもなると離れて暮らしている子供とは毎日やりとりしているわけじゃない場合も多いだろうし、しばらくぶりで連絡したけど連絡つかない、変だな、なんて思ってたらもう火葬されていた、なんてこともあるってこと。
こんな怖い話ないわ。
さっそくメモ帳に自宅と姉と子供達の電話番号書いて自分のバッグに仕込んでおいたわ。
次男にも私の電話番号書いた紙を財布に入れておくように言った。
・・・でもさ、自宅の家電はともかく姉や子供達のスマホに見知らぬ番号から電話がかかってきたとて、誰も出ないんじゃないかと思えてきた。
私だって登録していない番号からの着信は無視するしね。
自宅だと母が出るけど、何しろ認知症。
さすがに娘が死んだなんて言われて、忘れてしまうなんてことないと思いたいけど、そこも不安が残るよねえ。
自治体の権限で火葬されている年間12000人っていうのは過去10年で2倍になっているんだって。
今後もっと増えるってことよ。
この問題はかなり根深いと見た。
今後、見知らぬ番号からの着信はとりあえず電話番号検索しよう。
自治体や病院の番号かもしれないからね。
どなたかのお役に立てば幸いです。
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