むっちです。
今年の漢字一文字とか、決めたことは今までなかったし興味もなかった。
でもフォローしているVoicyパーソナリティの芳麗さんが今朝の朝ライブで今年の漢字について話していて、なんとなく私だったら・・・と考えていた。
そんなに時間かけずに、「寧」という漢字が浮かんだ。
自分のことを丁寧に扱いたいとか、丁寧に時間を使いたいとか。
そんなふうに思った。
意味を調べたら、「寧」の字には
・やすらか
・安心する
・落ち着いている
なんていう意味もあった。
まさに、今年は私は平穏でありたいという気持ちが高い。
去年は沢山出かけて、新しいものを見たり経験したりもしたし、友人を助けたくてとにかくできる限りのことをして走り続けた1年だった。
それは頼まれたことでもあるけれど、頼まれなくても私が自ら進んでしたいことでもあった。
私にできることならば喜んでやる、という気概だった。
そしてそれができて本当に満足だった。
自分のことが何もできなかったのかというとそうではないけれど、気持ちは8割外に向いていたかもしれない。
だからこそ、少し落ち着いた今は自分のことを深く考えたり、心身ともに丁寧に扱いたい気持ちが自然に出てきたんだろう。
私は幸せに対するハードルが低い。
長年最低賃金で働くパートで、蓄えがほぼ無いに等しくて離婚もしたけど、朝起きて朝日を見ただけで幸せと感じるし、夜寝る前は、今まで見た素晴らしい景色を思い出しては幸福感に包まれたりする。
これは私のマインド(思考パターン)の特徴だと思う。
朝起きて仕事に行って、帰ってきて寝るまでの間に、私にだってモヤっとすることはいくらでも起きている。
なんでもかんでもポジティブに変換してるわけじゃない。
しっかり者の家族が認知症になってしまって、家族の分の予定も覚えておいたり意思決定しなければならないこと。
自分が風邪を引いたり怪我をしたり、残業続きで疲労困憊することも。
そんな中でも大雪が降って何時間も雪かきに追われることもある。
1ヶ月に何度も受診しなければいけない時だってある。
顔や体に老化を感じて朝からショックを受けることも普通にある。
けれど、これらは私にだけ特別沢山起きている大変なことではないと、知っている。
雪や寒いのは大嫌いだけど、一面の銀世界が綺麗だと感じないわけでもない。
フロントガラスに落ちてくる雪の結晶が目に止まれば、なんて神秘的で美しいんだと思う日もある。
毎日は思えなくても。
「生きていくのは大変だ、歳を取りたくない、何か楽しいイベントがないと楽しいことなんか無い、いつか幸せになりたい」というマインドでいる限り、誰にでも平等に起きることがなんでも大変に思えてしまうだろうし、この先の人生はただ老化するだけのつまらない物に感じられるだろう
若さには確かに価値があるけれど、若さにだけ価値があるのではない。
シワができたりシミができたり弛んだりするのは喜ばしいことでは無いけど、生きていれば誰にでも多かれ少なかれ平等に訪れる老化現象であって、自然なことだ。
見た目の若さにだけしがみついているような生き方だとそれこそ年々苦しくなるだけだ。
だって時間を巻き戻すことは無理なんだから。
様々な経験をするには沢山の年月が必要だったりする。
辛いことを沢山経験しても、乗り越え方を覚えたり、その分人に優しくできるようにもなる。
諦めることを覚えれば楽になることも出来る。
何より、幸せの瞬間を53年分持っている。
それが歳を取ることのいい面かなと思ってる。
幸せって今この瞬間に感じる気持ちのことであって、その瞬間の積み重ねが幸せな人生に繋がるんだろうと思ってる。
だから幸せになりたいなら、今この瞬間にもなれるんだ。
こんな健やかなマインドで今年も過ごしていきたい。
どなたかのお役に立てば幸いです。
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