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母との会話が深まらない寂しさ

介護
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むっちです。

母は脳梗塞による血管性認知症で、症状としては短期記憶の低下があります。
年に一度、新たな脳梗塞が起きていないか、かかりつけの脳神経外科でMRI検査や長谷川式認知症検査を受けてます。

今年も先月それを受けてきて、30点満点中の検査で18点でした。
基準としては19点前後は軽度と言われます。
MRIでは新たな梗塞の跡はなかったから安心しているところ。

接していて進行していると感じることもないし。

短期記憶が低下しているだけで、会話が成り立たないわけでもないし、自分の身の回りのことは全てできるのは幸いだと思う。
日によって気分に波があるようにも見えないし、朗らかな性格は昔と変わらない。
だから近所の人や親戚との交流もあるし。
好きだったものは変わらず好きだから、花を愛でるのは変わらないけど、一生懸命世話をする気力はなくなった。

物忘れがあるよねと他の人も気づいてはいるはず。
私や姉が、わざわざ認知症になったことを教えなくてもね。

そして一緒に暮らしている私が一番残念に思うのは、母との会話が楽しめなくなってきているということ。

今日あった楽しかったことや、考えさせられることなんかを話していても、会話が深まっていかない。
母の意見というのが聞けないの。
笑って聞いてくれるし、困ったねえなどという感想は言ってくれる。

話が深まっていかないことが私には結構なストレスとなっているみたい。
今年はやめようと決めたはずの、母への過小評価や暴言がつい出てしまう。

最近のジェンダーの話も理解できないみたい。
それは認知症のせいではないのかもしれないけどね。
元々の価値観が関係しているだろうから。

でも、想像力があればそういうこともあり得るって思えるだろうに。
認知症になると想像力が欠落してしまうのかな。

なんて寂しい話だろう。

また旅行したいねという話題になっても、どこに行って何をしたいということがない。
母の願いは、私と姉と3人で出かけられれば、どこでもいいんだそう。

それはそれで可愛い願いだし、すぐに幸せになれるからいいことだと思う。
口癖は

「二人とも娘で良かった」

しかも、私は一緒に暮らしているし、姉も5キロ圏内に住んでいる。
私と姉も仲がいいし、母のことはいつも気にかけている。
母に助けられて私は暮らしていられるのも事実。

それでも母に対するストレスは日々どうしたって感じる。
そこから目を背けても、ストレスを感じている自分というのはそこにいる。

早出残業が続いて疲れているせいかもしれないし、一緒に旅行していた友人が遠方に移住して、前のように気軽に旅行できないせいかもしれない。

もしくは収入に対する不安とか。

イライラやストレスの原因というのはいつだって決して一つじゃない。
自分が気づいていないことだって色々複雑に絡み合っているんだ。

でも自分が大切にしている人にそれをぶつけるなんて許されない。
あまりに子供っぽい。
私はもう53歳なのに。

もっと母に寛大でありたい。
会話が深まらないのは母のせいではなくて、病気のせいなのに。

わかっていても残念な気持ちは無くなってくれない。
最近ずっと母といるからかな?
少し自分だけで遠出してリフレッシュするべきかも。

あんなに家の前に積もっていた雪も3月中にはすっかり溶けて、日も長くなって私の大好きな季節がすぐそこまできているし。

母に当たって後悔する前にリフレッシュしなきゃね。

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